ノルウェーの華麗なる一族③
そして、妹のニニ。
✨これまでのお話は、こちらノルウェーの華麗なる一族①、ノルウェーの華麗なる一族②
彼女も華麗な経歴の持ち主です。
大学では法律を学び、TVプレゼンターとして90年代に活躍していました。
しかし、 90年代の初めに、彼女は麻薬中毒者になってしまったのです。
TVインタビューの様子はこちら
タイトル 「ニニが初めてヘロイン依存について、ここで語る」 (TV2, 2001)
(ノルウェー語です😅😅😅。ノルウェー以外からは見れないかも??)
TV2(この動画を放映したテレビ局)によると、この動画がこれまで放映されたすべての番組の中で、最も再生されたものとのこと😲そして、多くのノルウェー人の行動にも影響を与えたとか。
なんと、大麻に手を出したのは12歳から13歳ころだったと。
ヘロインを嗅いだのは、その数年後。ただ、その後何年も中毒にはならなかったと説明しています。
ニニは、ヘロインを使い始めた理由について、それが彼女にとっての政治活動であり、ほかの家族メン
バーの誰もやっていないことを世間に示すことで、自分がいかに成功者ではないってイメージを作りた
かったと。
ヘロインを始めた当初は、すぐに依存的になるわけではないけど、他には何にもいらないって感情にな
るそう。それは、食事や愛、喜びなどにとって代わることができる、と。でもだんだんと、そういった
快感を得るためにヘロインを使用するというよりは、朝起きるためだけに必要になってくる、そしてそ
れは生涯をかけての病気になってしまった、と語っています。
1997年にリハビリ入院をした後、今度は事実婚の夫とともに、薬物政策を提案する活動家になります。
彼女は、ある政党の薬物対策の専門家チームの一員となり、例えば、ヘロインを処方で出してもらう、
大麻に関しては犯罪としてみなさないなどの提案をしていきます。実際にはこれらは受け入れられなか
ったのですが、彼女の父親が麻薬政策の顧問になったときには、彼女のことを「もっとも重要なアドバ
イザーである」と評しました。
2014年、心不全で51歳の若さで亡くなってしまいます。首相も務めた兄のイェンスは、麻薬の問題があ
ろうとも、家族の絆には何の支障もなかったとコメントしています。
(newsinenglish.no, 2014)
子を持つ親として、ノルウェーでの子育てで気になるトピックのひとつ、薬物使用。実際20代の同僚に
聞いても、手に入れるのは簡単だよって聞きました。
そういえば、都心以外に住んでいた日本人の友達も、日本でも入手はそう難しくはないよって言ってい
たけど。。。私の時代には身近じゃなかったな。。ただ、県境の駅周辺にちらほら立っている外国人は
大麻入りの飴を配ってるから、気をつけなっていうのは言われたことあるな。県境だと、越県すれば警
察が追いかけられないから。
今私にできることは、上手に子供とコミュニケーションをとっていくこと、そして来るときに薬物使用
の重大性を教えなければな、と思っています。
それでは、今日も良い一日を!
Kilde
Her forteller Nini Stoltenberg om heroinmisbruket for første gang. (2001). TV2. Hentet fra; https://www.tv2.no/video/nyhetene/her-forteller-nini-stoltenberg-om-heroinmisbruket-for-foerste-gang/832076/
Nini Stoltenberg dead at 51. (2014, 30. juli). newsinenglish.no. Hentet fra; https://www.newsinenglish.no/2014/07/30/nini-stoltenberg-dead-at-51/
にほんブログ村