ノルウェーの高校でとれる国家資格

こんにちは。今日はノルウェーの高校でとれる国家資格についてお話ししたいと思います。

ノルウェーの高校といえば、大きく分けて、日本でいう普通科と専門課程があります。専門課程では、メジャーなところで言えば、Helsefagarbeider（一部の医療行為を行える介護士）や　barne- og ungdomsarbeider（保育士）といった資格を取るコースなどがあります。（わかりやすいように日本で採用されている資格名に準じて説明しましたが、もちろん日本と同じ専門範囲ではありません。）

就職を目指す移民や難民のなかでポピュラーといえるのが、このHelsefagarbeiderという資格。

老人ホームや病院、障碍者施設、学校、保育園などで働くことができ、比較的就職に有利だからかな。市にとっても、そういった人員を確保するために、様々な場所でコースを開設するなど、移民や難民にとってハードルの低いものにしています。

特に男性に対する優遇は、目を見張るものがあります。通常、高校で2年勉強、その後2年インターンシップを終えて国家資格を取得するのですが、つまりトータル4年ですね、

でも男性用の特別なコースでは、2年ほどで資格を取ることができます。もちろん、そのコースに入るために、面接などなどを経る必要はありますが。

ただ、このようなコースに入るような移民や難民の人たちは、この仕事が好き！っていう感じではなく、就職難だから仕方なく、ってほうが多い気がします。自分の国では、OLだったとか、弁護士だったとか、ノルウェーに来なきゃこんな仕事やってなかったとか、よく聞きます。

実際に高齢者施設の仕事は、ハードだし、職場の雰囲気も、どこもあまりいいものとは聞きません。

ただ、彼らの気になる年収は。。。

676万円！

（中央値。100％のポジションです）

この100％のポジションに昇格するのが、外国人には難しかったりするのですが、週末だけ、とか週に何日かでも働ければ、という方にはいいかな。何しろ祝日だと、給与が約2倍になったりするのも、おいしいそうです。

では、今日も良い一日を！

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